誰かを救いたいヒーローは劣等感の塊だった
誰かの劣等感を拾うことで自分の方がずっとマシなんだと心の中でマウントを取って
誰かを救うふりをして自分の価値を確かめた
他人に手を差し伸べる余裕のあるフリをして
既にいっぱいいっぱいの器を隠しながら
辛いなんて口に出すことは
誰かに助けてもらうことは
クソがつくほどみっともないことだから
自分は救われる側じゃない、救う側なのだと
そう思いたいだけ
偽善で、エゴで、醜くて
それでいて救われたいと心のどこかで望んでいる
クソがつくほどみっともない