コトダマリ

抜け殻の感性。

2022-01-01から1年間の記事一覧

守りたいものを他所に置く

また一年が終わる。 この一年で取り返せたものと、失ったものと、どちらが多いのか。 多分あんまり取り返せてないし。子供の頃や学生時代に、自由が許されず、人間らしく扱って貰えなかったというのは私の自己肯定感を著しく下げる原因になっていると思って…

花殻

ポインセチアを枯らした。クリスマスのイメージの花のくせに、熱帯原産の植物なので冷えに弱くて、温度の低い水を吸わせると根が冷えてやられてしまう。 1度根を傷めてしまった株は暖かい所へ置いてやっても戻らない。今年はよく花を枯らす。自分の世話もろ…

いつも誰かのために生きている

いつも自分の存在意義を他人に押付けている。美味しいものが好き、楽しいことが好き、綺麗なものが好き、可愛いものが好き でも全部、頑張って手に入れるほどの気力は持ち合わせていない。 痛いのも苦しいのも嫌いだから急いで死にたいわけじゃないけど、め…

:p

目に見えないものを信じよ、というのは存外難しい。 手元に何も失くなってから、新しい道を探すのだってそう簡単じゃないし。その上悲しさと憂鬱さで落ち込んでいるところを鼻で笑われたら 何を以て、何を信じればいいのか。....最近知らない人を殺す夢をよ…

はかいこうせん

1ターン 休みが 要らないやつ。 毎ターンうてるやつ。 つまり私が カイリューだ。 ほんの1週間くらい文字にすることを辞めてみたら、自分が何に対して、何故モヤモヤして、イラついて、悲しくて、それをどうしたら解消出来るのかがさっぱり分からなくなった…

(む・ω・り)

分かり合おう、という方が無理なのかも。愛や理解が真ん中で均衡を保っているかなんて、当事者には分かりようがないのに、そういう気になって一方的に委ねて、実の所は負担になっているだけなんだよなぁ。全部辞めよう。自分の心を守るためにしてきた行為が…

À la recherche du temps perdu

いつだって、失う覚悟を持っているべきだと思う。花は枯れ、色は褪せ、温度は奪われ、心は移ろふ。どうも変化に心が着いていけない。 ただ穏やかに過ごしたいだけなのに、季節が巡る、命が潰える、人の感情が記憶が混濁したものが流れていく。 そういうこと…

湿度で前髪がやられる

ドアを開けたら、雨が降っていた。 傘を差す程でもない、けれど自転車を使うには躊躇するし スマホの画面に垂れる水滴が鬱陶しい。 湿度を含んだ空気は酸素が薄い気がして 鉢の中の金魚のように、ぱくぱく。安っぽいCGの世界のような陰影のない白い空。 百日…

ギリギリ破滅しない願望

不幸になりたくて不幸になる人は、あんまりいないと思う。 でも私は多分、心のどこかで不幸であることを望んでいる。人並みのことが何も出来ない、しどけない人間である自分を侮蔑している。仕事をしていないこと、体力がなくて普通の生活すら送れないこと、…

わかんない

人の気持ちがわかりません。難しいことわかりません。 そういう人になりたい。他人の感情や思考を汲み取りすぎると疲れる。 「この人は気持ちを分かってくれる」などと勝手に期待を寄せておいて 後から「貴方なら分かってくれると思ったのに」などと非難され…

うすまらない

悲しみとか喜びとか、大抵の感情は時と共に薄れゆく。実家を離れて、1年。 あれだけ嫌で仕方なかった相手とも時間をかけて、距離を置いて、積年の恨みも、春の雪溶けのように薄まりゆく……わけがなかった耳にタコが出来るほどかけられてきた 離れたら親のあり…

これは寝言です。

リスクを冒して新しいものを手に入れようとする事が出来るのは それによって起きるかもしれない損失を、後の自分が埋め合わせられるという自信や確信があるからなのだろうと思う。 根拠の無い「やってみりゃなんとかなるだろ」なんていい加減な選択肢を、人…

6歳から成長していない

まだ幼い頃、誕生日だかクリスマスだかの時期に「プレゼントを買ってあげる、何が欲しい?」と両親に聞かれて口篭った、そんな記憶がある。 思えば、いまいち欲のない子供だった。 特に欲する必要もなかったのかもしれない。 嘴を大きく開けて必死にアピール…

レジン

満たされずにいれば、何を欲していたのかだって忘れてしまえる 満たされた記憶をもちあわせていなければ、満たないことの侘しさも知らずにいられる一度手に入れば、触れば、視れば、 自分の満たないことに気付いてしまえば 欲する自由を覚えてしまえば昨日の…

生産性のない話をします

人間、いち個人の価値って生産性に比例するものだと思っている その生産性は別に金銭的な価値のものだけじゃなくて、 他者や社会に貢献することも生産性と呼べるし、 絵も音楽も芸術や創造は表現の生産であると言えるし 他者を愛することだって生産性のひと…

偶像の空想の偶然の

ちょっとしたきっかけがあって、8年くらい前の自分のブログ(閉鎖済)を読み返していた。 あまりにも稚拙すぎる語彙力と簡素な記号で構成された顔文字の羅列に閉口。 あれが平成の黒歴史ってやつか…? (8年後の自分が見ればこれも黒歴史かもしれない)8年も前の…

届いて欲しいと思いながら、届かないことに安堵している

「まぁまだ急いで死ぬほどでもないし、搾取されてきた分搾取しかえしてやりますか〜!」みたいな、少しだけ前向き(と呼べるのかは怪しいが)な心持ちで居られる時と 「生きていた痕跡を何ひとつ残さず今すぐ消えてしまいたい」と、絶望に打ちひしがれている時が …

超新星爆発

恒星のように自分で光を生み出せる星と 惑星のように与えられた光を反射することでしか存在を示せない星 どちらに生まれることが幸せだろうか。天体に感情が宿っているかどうかはさておき 与え続けることも、与えられ続けることも そしてそれを選べないこと…