コトダマリ

抜け殻の感性。

ギリギリ破滅しない願望

不幸になりたくて不幸になる人は、あんまりいないと思う。
でも私は多分、心のどこかで不幸であることを望んでいる。

人並みのことが何も出来ない、しどけない人間である自分を侮蔑している。

仕事をしていないこと、体力がなくて普通の生活すら送れないこと、すぐ体調を崩すこと、食べるとか寝るとかが下手くそなこと、苦手なものが多いこと、不器用なこと。

そういう私のポンコツ要素は、運や生まれ持った資質の影響もゼロじゃないけれど、これまでの私の努力不足によるところが大きい。
結局のところ怠けてきただけ。手を抜いて生きてきただけ。

食べれなくなったのも気のせいだったんじゃないの、とか。
学校も仕事も本当は辞めなくても続けられたんじゃないの、とか。
電車もバスも普通に乗れたんじゃないの、とか。

全部気の持ちようだったんじゃないかと思う。その時の自分の記憶が信じられない。


周りの人が並々ならぬ努力をして日々をこなしているのに
私は何もせず、ぬくぬくとそこそこ幸せに生かされている。
それで許されるわけが無い。許されたいけど。許されて良いわけがない。

そのために不幸になりたい。
幸せでなければ、まぁなんとかギリギリ生き延びていたって、まだ許されるんじゃないかと思う。

何も出来ないのだから、最低限ギリギリのところで生きていれば良くて、殺されていないだけ随分マシなのだし
かといって、歯を食いしばって努力をして、なんとか足掻いて自力で幸せになってやろう、なんて気力も体力も持ち合わせていないのが正直なところなので

幸せにならなくていい。
適当に、不幸でいい。
人並み以下のままでいい。
もう地獄は通ってきたから、最低の更新はしようがないし。
あの頃より少しだけマシなら、もうなんでもいい。

それくらいで身の丈に合っていると思う。

でもそこまでして生きていることに拘りはないので、本当のことを言えば、安楽死がしたい。