別にこんなこと望んでいたわけでもないのだけれど
何がホントのことで 売り言葉に買い言葉だったか
融け始めてしまった そして流れだしてしまった
掴みそこねた砂が指の間をすり抜けていく
別にそんなこと気にしてたわけでもないのだけれど
いやホントは気にしていたんだけど
叩きつけられた残骸を見下ろして
ああもうどうにもなれないなって ただ悲しくて
爪の間に残った不快感を見つめている
自分と他人を天秤にかけて
どうしたって釣り合わせることは出来ないので
犠牲になった誰かの気持ちを踏み潰して超える
どこかで仕方ないと思っている
こうなってしまったことも
相成っている道理も
それを仕方ないと諦めた自分も
何度悲しいと思ったって
私は今日を後悔することなく明日を捲ってしまう
そして覚めてしまえば、全部チャラ
まぁ、所詮こんなものなんでしょう私は