死なせてくれ。
一生昇華出来ない悲しさを抱えて、それでも尚生きていけというのはあまりにも残酷ではないか。
死後の世界なんてものは信じちゃいないので、死んだらまた会えるとか、同じ場所に行けるなんて思ってはいないけど
どうしたってもう二度と会えないなら、この悲しみを私ごと失ってしまいたい。
たったの180日で気持ちの整理はつかないし、少しずつ空になっていく部屋が恐ろしい。
私はあの夜に取り残されたまま。
日々のルーティンとして身体に染み付いたものはそう簡単に消えないので、頭では分かっていたってもう必要のないことに手が伸びて、その度に打ちのめされる。
その度に私は、何度も、あの日に戻って喪い返す。
もう、新しい日々の刻み方だってわからない。
生きる支えを失った時の立ち直り方なんて、義務教育で習ってないよ。