コトダマリ

抜け殻の感性。

これは寝言です。

リスクを冒して新しいものを手に入れようとする事が出来るのは それによって起きるかもしれない損失を、後の自分が埋め合わせられるという自信や確信があるからなのだろうと思う。 根拠の無い「やってみりゃなんとかなるだろ」なんていい加減な選択肢を、人…

6歳から成長していない

まだ幼い頃、誕生日だかクリスマスだかの時期に「プレゼントを買ってあげる、何が欲しい?」と両親に聞かれて口篭った、そんな記憶がある。 思えば、いまいち欲のない子供だった。 特に欲する必要もなかったのかもしれない。 嘴を大きく開けて必死にアピール…

レジン

満たされずにいれば、何を欲していたのかだって忘れてしまえる 満たされた記憶をもちあわせていなければ、満たないことの侘しさも知らずにいられる一度手に入れば、触れば、視れば、 自分の満たないことに気付いてしまえば 欲する自由を覚えてしまえば昨日の…

生産性のない話をします

人間、いち個人の価値って生産性に比例するものだと思っている その生産性は別に金銭的な価値のものだけじゃなくて、 他者や社会に貢献することも生産性と呼べるし、 絵も音楽も芸術や創造は表現の生産であると言えるし 他者を愛することだって生産性のひと…

偶像の空想の偶然の

ちょっとしたきっかけがあって、8年くらい前の自分のブログ(閉鎖済)を読み返していた。 あまりにも稚拙すぎる語彙力と簡素な記号で構成された顔文字の羅列に閉口。 あれが平成の黒歴史ってやつか…? (8年後の自分が見ればこれも黒歴史かもしれない)8年も前の…

届いて欲しいと思いながら、届かないことに安堵している

「まぁまだ急いで死ぬほどでもないし、搾取されてきた分搾取しかえしてやりますか〜!」みたいな、少しだけ前向き(と呼べるのかは怪しいが)な心持ちで居られる時と 「生きていた痕跡を何ひとつ残さず今すぐ消えてしまいたい」と、絶望に打ちひしがれている時が …

超新星爆発

恒星のように自分で光を生み出せる星と 惑星のように与えられた光を反射することでしか存在を示せない星 どちらに生まれることが幸せだろうか。天体に感情が宿っているかどうかはさておき 与え続けることも、与えられ続けることも そしてそれを選べないこと…

凋落

幼い頃にたった1度見た夢を未だに覚えている仄暗い雑居ビルの黄色い螺旋階段を降りている。 知っているようで知らない場所、 床の表面はなめらかな塩ビで、なんだかかぼちゃプリンみたいな。目を凝らしながら一段一段確かめるように。左足が次の段に触れた瞬…

運命の線路が交差する時

「運命の線路が交差する時 また会おう!」 ってホーローおじいちゃんが言ってた。 思うに 人も物もありとあらゆる 時を持つものはみな 線を描いていて 何かが起きる時、何かが変わる時、心が動く時 それは必然にして偶然、複数の線が重なり合う地点。簡単に…

幼年の自分に首を絞められている

誰かに傷付けられた気になっているけど 別に今目の前にいる誰かに傷付けられているわけじゃなくて 過去の自分自身に傷付けられているってことに、気付いた。遥か昔に傷付いたことを今に重ねて あの時ああだったのだから、どうせ、 という態度を取って自ら悪…

知らない国で、32日目の夏を

今の平穏が永遠であってほしいと願うことと その願いを成就するために他人を縛り付けることは違う。立ち止まりたいと思うことも間違いではないが まだ見ぬ場所まで歩みたいと思うこともまた当然であるし私の望みを叶えるために誰かの望みを掻き消すことはし…

綴じ織る

誰かに届けるためでは無い、自分のためだけの言葉を重ねることで延命してきた。 最初に書いたのは、小学生の時だったと思う。苦しさをインクに溶かして流し去る魔法を手に入れた。だからなんだというわけでもないけど、これは私の命そのものだった。 それを…

🕯

自分はどれだけ年齢を重ねたって、内面は1ミリも成長してないんじゃないかと思う。社会不適合のまま無事20代後半。 なんとか人権を得られたところだし 睡眠も食事も自分でちゃんと出来なくて 実質ゼロ歳児と変わらないレベルかもしれない。こんなんで、今更…

理想の世界の創り方

生存の否定。死にたいとか生きたいとか感情論以前に、死んだ方が全てが良い方向に行くからこそ死ぬべきと思っていて、けれど自分の中の小さな希望的観測者がしょうもない絵空事を並べては抗っている。 なんとか目の前のやることに手一杯になることでその選択…

Love your neibour.

"汝の隣人を愛せよ" 隣人を愛することが出来たとて、本当の意味で自分自身を愛せる日は来ないであろうなと思う。タイムラインを下に引っ張って、うつろな時間を測ってはや3時間。別に私は、私を救ってくれる誰かをを待っているわけでもなくて、 「こんな私で…

ぬるい幸福感に浸かることは、何よりの恐怖かもしれない

なぜなら 私はもう失い方を知っているから。 なぜなら 私のこの漠然とした不安の出処に本当はとっくに気付いているから。そうだとしても 自分にも他人にも世界にも幻滅せずに、今一瞬この時を信じていられるって、そんな証拠がどこにあるというの。感情論で…

枕上の空論

大体は杞憂に終わるのだけれど、最悪のパターンをいつも頭の片隅においていて、だから想定外のことが起きた時真っ先にその最悪のパターンが頭をよぎる。極論、連絡がつかない相手は死んだ可能性も無きにしも非ず、とか。命はいつか絶える日を迎え、今触れら…

諦めることで楽になろうとしている

ふとした瞬間に特段これといった理由もなく 「死ぬかぁ」みたいな気持ちが湧いてくることがあって その気持ちがやって来る度、ほんの少しずつ生きることがどうでもよくなっていく。 そうして世界にも他人にも自分にも期待が出来なくなって、自分が本当は誰も…

希望を持つことは絶望を受け入れること

一寸先は闇だというけれど 闇の中に歩みを進めてみなければ、それが本当に闇なのかだって分からないわけで。 ゲームによくある"一度は歩いてみないとマップが解放されないシステム"はリアル準拠なのかも。だから私にとっての目的地は、最初から今まで、ずっ…

華氏

タンパク質が炭化していく匂いに懐かしさを覚えたりする。 髪を抜いて、火をつけてみたこと、きっと誰でもあるよね?すっかり様変わりした部屋も引き出しの中はあの日のまま。そんなもん。外側をどんなに塗り替えたって、見えないところは変わりゃしない。 …

やめたいなぁとおもう

いつ終わっても良いと思っている。 何かに期待をしていないし、希望も持っていない。けれどそれは抑圧によって発生した諦めではなくて、特別どうにかしたいという欲もないのだ。 (そうに至ったのはこれまでの人生の積み重ね故かもしれないが) 痛いことも苦…

あの日の私と話がしたい。

人の身体は、案外あっという間に冷たくなって、動かなくなってしまうものなのよね。 正しい最期というものが何なのかは解らないけれども、綺麗な終わりには出来なかった。 今もそれをずっと悔いている。 一番書き残したい記憶は、言葉にできない。 そうする…

頭働いてません寝るまでの覚書

夢は脳みその見せる幻覚みたいなものだと言われるけど 本当は寝ている間に私たちは、夢の世界、"あちら側"に意識を送り込んでいるのかもね。 そうして向こうの世界で見た事は記憶媒体からすっかり綺麗に消されて戻ってくるとしたら。 うっかり消え残ったキャ…

凍度

悴む指先が記憶しているもの 皺げた姫林檎の優しさ 白い息で窓に描いたマーク 冷えた鍵盤と小さなヒーターの前を往復して 握った霜柱のパリパリと崩れていく音 レンズ越しの玉暈け 私にとって冬はそういうものだった 今思い出すのは暗い廊下ばかり 私の冬を…

おしまい と はじまり

どうにも、上手くいかない1年でした。 毎年大体年の瀬には「今年はろくでもない1年だった」なんて悪態をつきながら、心の内ではまんざらでもなかったなどと思っているのですが、今年はひときわ御し難い年でした。 2020年、年が明けて間もなくして祖母が亡く…

shu sha

取捨選択。 捨てる神あれば、拾う神あり。 誰かに捨てられたり拾われたりそんなことで振り回される人生、こちらから願い下げだ。 自分で拾ったものだけを足元に並べて歩いていきたい。 人間は無力なので、誰かを救うなんて出来ないし 私は無力なので、自分の…

マグカップのふちで舌を火傷した

昔好きだった人の一番好きな所は、絶対に私のことを異性・恋愛対象として見ない所だった。 女性らしさを私に求めたりしない。 私が一方的に好きでいられる、ずっと変わらずにいられる。だから好きだった。 つまり、好きじゃなくなった理由は、そういうこと。 …

趨る

指の間を水が逃げていくような感覚。 掴みたいけど掴めずにいる。 多くを望むから苦しい。 「人並み」を見上げてしまうから自分の居場所の薄暗さに哀しくなってしまう。 自分の生き方とか、今選ぶべき選択肢とか、過去の自分の感情とか、そういうことをよく…

遺影は加工済みセルフィーじゃだめですかね?

多分物心ついた頃から、生きたいと死にたいの間でずっと足掻いている。 さっさと死ね。長年そういう感情と連れ添って生きてきたので、私の中で死にたい気持ちが渦巻いているのはごく当たり前のことで、「今日は寒いなぁ」とか「お腹がすいたなぁ」とかそうい…

彼氏というより麻薬

友人と自分の能力不足や日頃の言動の内省的な話をしている時に 「まぁでもお前は彼氏いるからいいじゃん」と言われた。 他人との関係の有無は私のステータスではないし、他者との関係を構築していく上で尚更自己対話の不足は問題だと思うんですよ。 他人に許…